2025年度新卒の非技術研修 ~三社合併がありました!!~


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はじめに

こんにちは!本記事では旧KADOKAWA Connected(以下旧KDX)の2025年新入社員3名が行った約2週間の非技術研修の様子をご紹介します!今年度はドワンゴ、BOOKWALKERと合併したため、例年とは一風変わった研修が行われました。

以下では私たちが受けた研修の内容と、その感想についてお伝えします!

 

研修スケジュール

入社式

春の訪れと共に、新しいスタートを切りました。

2025年4月1日、私たちは新卒社員として新たに入社し、入社式を迎えました。夏野社長からいただいた温かい歓迎の言葉に、これから始まる社会人生活への期待と緊張が高まりました。また各子会社の代表者の方々からも、自分たちに寄せられる期待や役割についてのメッセージが伝えられ、一人ひとりがこれから歩む道への意識を新たにしました。入社式では新入社員一人ずつ紹介を行いました。

入社式の締めくくりとして、特別ゲストとしてSakura Knightsの岡田さんと堀さんによる講演が行われました。彼らは新入社員に向けて、社会人としてのアドバイスを熱く語りました。新入社員たちは真剣な眼差しで講演を聞きました。

これからが本番です。私たち新入社員一同、全力で頑張ります!

入社式の看板

 

ビジネスマナー研修

先輩社員によると、ビジネスマナー研修はこれまでになかったそうです。グループ分け形式で、旧ドワンゴ・旧BOOKWALKER新卒の方々と、一緒に外部のマナー講師から研修を受けました。なんと10年間もKADOKAWAグループの専任マナー講師を担当したらしいです。マナー講師というと怖くて厳しいイメージでしたが、講師の方は親切で元気な方で非常に明るい授業スタイルでした。

研修では社会人の心構えと会社での立ち振る舞いをはじめ、正しい敬語の使い方と文章やメールの書き方などの実践的な内容まで幅広い意味でのビジネスマナーを学びました。まず、社会人の心構えというのは、言動に責任が伴うことを意識し、チーム内のルールを守りながら顧客に価値を提供するためのマインドセットと定義されました。そして、それらを実現する適切な振る舞いを「マナー」といいます。このように、学生から社会人になったばかりの新卒社員に向けて心技体の「心」に注目して授業を行いました。

次に実践的な内容としては、二重敬語にならないように正しい敬語を使うことや、文章作成するときに相手目線で考えて、論理的にわかりやすく書くことなど、基本的なことですが、案外間違いやすいと気づいて学びが多かったです。ほかには、ビジネス場面での名刺交換を新卒同士でやりました。エンジニアにとっては滅多にない光景が新鮮で貴重な経験でした。

新サービス提案ワークショップ

4月8日〜14日の5日間に渡って開催された新サービス提案ワークショップに参加しました。この研修は3日間のワークショップと2日間のグループワーク、事前知識のe-learningの3つの要素から構成されています。この研修も例年の非技術研修にはなく、3社合併によって追加された研修です。旧ドワンゴ、旧BOOKWALKERの新入社員だけでなく、スパイク・チュンソフトやバーチャルキャストといったグループ会社の新入社員の皆さんも一緒に研修を受けました。研修では、7つのグループに分かれ、「KADOKAWAグループの事業内容を活かし、3年以内に年間売上高3億円の数値目標を実現できる新サービス・プロダクトを提案する」というお題でグループワークを行い、実際に本部長クラスの方へ事業案の提案を行いました。

新規サービス・プロダクトを考えるのは非常に難しく、他の班と似たようなアイデアになってしまったり、調べてみると類似サービスがドワンゴからでていたりなど、様々な困難に直面しました。これらの課題に立ち向かう上で、自分の好きなコンテンツや活動に対して不満や要望はないかを考え、消費者の目線に立つことがとても重要であることを身をもって実感しました。また、他のグループの発表を聞く上で学ぶことも多く、スライド作りや発表の際の論理構造など、e-learningでの学びを実体験を通してより深く理解できたと感じました。

眠くならないように飲んだコーヒー

e-learning 

マーケティングの考え方や売り上げを予測する方法などの新規サービスを考えるために役立つ知識や、考えたサービスを提案する際にどのように説明・提案すると効果的に相手に伝わるかと言った提案力に関する知識などをe-learningで学びました。エンジニア職だと直接業務内容に関係する知識ではありませんが、自分たちが関わっているプロダクトやサービスが、誰をターゲットにしてどのような価値を提供することを目指しているのか、という点に目を向けるという発想を得るという点で非常に有意義な講義だったと感じました。また、動画を見るだけではなく問題が出題されるため、わかった気になっているところにも気付くことができました。

事業紹介

旧KDXと旧ドワンゴ(以下旧DW)と旧BOOKWALKER(以下旧BW)それぞれの事業紹介を受けました。スケジュール的にまだKADOKAWAの事業紹介を受けていませんが、今後新卒研修の一環として受ける予定があるので楽しみです!

旧KDX事業紹介

旧KDXの各部門の位置付けやビジョン・ミッション、事業内容、中期的な課題などについて学びました。KADOKAWAが目指す「グローバル・メディアミックス with Technology」のTechnologyを支える立場として、KADOKAWAグループの全社員のICT基盤を整備し、エンジニアリソースを提供することで生産性最大化に貢献するというミッションを伺い、縁の下の力持ちのような存在であることを改めて実感しました。

自分の配属先の部署についての説明はもちろん、会社支給のデバイスやソフトウェアを管理するEUCサービス部、情報セキュリティガバナンスやマネジメント機能を提供する情報セキュリティマネジメント部、事務手続きや予算管理、契約面をサポートする事業推進部、エンジニアと経営層を橋渡しする企画セクションなどの部門についてもご紹介いただき、理解を深めることができました。また、各部門の担当者の方から新入社員に向けてのアドバイスについてもお話しいただき、仕事の進め方やチームワークの重要性、そして社会人としての心構えなど、貴重なメッセージをいただきました。

旧DW事業紹介

新卒研修の一環として、旧ドワンゴの多彩な事業内容(モバイル事業、ニコニコ事業、事業開発、ファンコミュニティ事業 (FC)、教育事業、デザイナー事業)について学びました。クリエイターエコノミーの創造や日本と海外展開を通じて、日本文化の魅力を世界に発信するミッションにも共感しました。これから、グループの一員として、KADOKAWAグループ各事業が一層発展していくよう、技術面で支えていきたいと思います!

旧BW事業紹介

旧BWの各部署の担当する事業を学びました。各部署の業務内容を聞いて自分で咀嚼し、パズルを組み立てるように旧BW事業の全体像を掴めました。同業他社とも様々な連携があることは意外でしたし、出版社との関わり方も全く想像できませんでした。旧KDXのエンジニアとして今後の業務に接点がない話かもしれませんが、KADOKAWAグループの動き方を理解するために有益な情報であると思いました。

Collabo KADOKAWA

このイベントは、KADOKAWAグループの新卒との交流・懇親を目的としていました。まず一時間のアイスブレイクを迎えました。KADOKAWAグループの新卒はコミュニケーション力が高いなと感心しながら、社会人になったばかりの不安などのテーマでグループ内で話が盛り上がりました。

アイスブレイクの後は事業提案でした。といってもそれはシビアなグループワークではなく、2050年のKADOKAWAを想像して事業を考えるという、自由に想像力を発揮する雰囲気のテーマでした。想像を超えてグループ内で奇天烈なアイデアが次々と飛び交い、本当にこれでいいのかと疑問を感じても私は一旦我慢することにしました。しかし、成果発表になったら、まぎれもなく全グループとも同様に自由奔放な事業提案をしました。様々な提案のなか、娯楽という概念をKADOKAWAに、というパワーワードが最も印象に残りました。

当日の司会は旧KDXエンジニアリング部の先輩社員でした。同じCollabo KADOKAWAという名前の交流会は毎週オンライン形式で開催されて、先輩社員や同期と仲を深めるチャンスだと思います。

おわりに

旧KDXの新卒の我々が非技術研修で感じた印象や面白い点をお伝えしました。この記事を読んで、興味を持った学生のみなさんと来年お会いできるのを楽しみにしています!エンジニアとして出版・エンタメ業界に関わる仕事がしたい方は是非ご検討ください!

 

kadokawa-connected.snar.jp

また、本記事の2024年度版もありますので、こちらもぜひご覧ください↓

engineering.kdx.co.jp